偏差値40台からの早稲田・慶応大学受験マニュアル > 国語の勉強法 > 【古文】敬語は主語を判断するための手がかり
国語の勉強法【古文】敬語は主語を判断するための手がかり
古文の文章では、通常、主語は省略されがちです。
その点が古文を複雑にしているわけですが、
敬語を上手く利用することで、省略された主語を判断することができます。
なぜ、敬語によって主語が判断できるのか・・・。
それにはいくつか理由があるでしょうが、
最大の理由は、古文に出てくる登場人物は
身分の上下関係がはっきりしているからだと思ってます。
通常、一般人のAさんと一般人のBさんでは、
どちらが偉いかを判断するのは難しいです。
同じ会社に勤めているなら、話は別でしょうが、
そうでなく、年もそれほど離れていない場合、互いに尊敬語を使うことでしょう。
ところが、古文の場合では、登場人物の上下関係がハッキリしています。
最高権力者の天皇から、庶民にいたるまで、
誰が誰よりエライというのが、明確に定められているんです。
そして、1つの文に出てくる登場人物は、数が限られますから、
たとえ主語が省略されていても、
誰に、どのような敬語を使ったかによって、
主語が誰であるかが、大体、推測できてしまうわけです。
このように考えると、暗記するのが面倒な敬語も
少しは勉強したくなるのではないでしょうか。
実際、欧米人が読んだらビックリするくらいに
古文は主語が省略されているので、
敬語の知識がなかったら、古文は読み進められないと思います。
古文の文章は、現代文で言うところの小説文に近いので、
登場人物の立場や人間関係を、いかに把握するかが大事です。
そのために、敬語は重要な手がかりになってくれると思います。
